= ウイリアム・モリスが暮らした家・イギリスドライブ旅行47 =
イギリスのケルムスコットに19世紀のイギリスの詩人、装飾デザイナー、
そしてマルクス主義者であったウイリアム・モリスが暮らした家「ケルムスコットの邸宅」
(KELMSCOTT MANOR)があります。
そしてマルクス主義者であったウイリアム・モリスが暮らした家「ケルムスコットの邸宅」
(KELMSCOTT MANOR)があります。
「ケルムスコットの邸宅」の入口です。
ウイリアム・モリス(1871年〜1896年)のカントリーハウスとあります。
入場料8.5ポンド(当時で約1700円)です。
1871年、モリスがケルムスコットの邸宅を別荘として借りたのだそうです。
モリスがコッツウォルズを「地上の楽園」と言ったそうです。
広々とした芝生の庭のある邸宅です。
邸宅の一部がウイリアム・モリスがデザインしたグッズの売店となっています。
モリスデザインのエプロン、バッグ、タオルなどを買いました。
田舎らしい庭のような牧場のようなところです。
モリスの生涯の友であったEmery Walkerが1889年に撮ったモリスの写真が飾ってありました。
****ウィリアム・モリスについてジャパン・デザイン・ネットのHPより****
詩人、小説家、画家、生活などあらゆるもののデザイナー、古建築物保護活動家、社会主義活動家…
幾つもの顔をもつ、アーツ・アンド・クラフツ運動の創始者、偉大なる思想家ウィリアム・モリス。
彼は産業革命の結果として安価ながら質の悪いデザイン品が溢れるようになった世を憂い、
中世の職人たちがおこなったような魂の入った手仕事を復活させるべく活動を始めます。
創作にともなう労働の喜びをうたい、生活と芸術との一致を理想としたモリスの考えは、
イギリスからヨーロッパ全土へと拡大、やがてはアメリカや日本にまで伝播してゆきます。
しかしながらモリスの思想は、質の高い手仕事にこだわるほどに、彼が上質なデザインを
届けたいと望んだ層からは手の届かない価格となるという大いなる矛盾をも孕んでいました。
建築を、さまざまな芸術の助け合いによる総合芸術と考え、建築家に弟子入りしたところから始まった
ウィリアム・モリスのデザイナー人生。
その経験を活かし、立体の視点と平面のセンスが絡み合う独特の作風を確立していきます。
1861年、大いなる理想と夢を胸に、生涯の友となる建築家のフィリップ・ウェッブや画家の
エドワード・バーン=ジョーンズやロセッティらと共同で「モリス・マーシャル・フォークナー商会」を設立。
人々の暮らしの中のさまざまなデザインを手掛け、万国博覧会などを機に評価を高めます。
1875年にモリスの単独経営となる「モリス商会」へと改組したのちもモリスはいよいよ精力的に活動し、
新しいジャンルに挑戦するたびにその素材と工程を一から学びなおす姿勢も変えることなく、
最後まで走り抜けます。