= 世界遺産・バース・2004イギリスドライブ旅行52 =

コッツウォルズからバースへやってきました。

ロンドンから約185kmの西に位置するバース(Bath)④はお風呂(bath)の語源となったことは良く知られています。

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そのバースの最大の見どころは、なんといってもローマン・バス・ミュージアム(Roman Baths Museum)です。

バースはローマ帝国の支配下にあった2世紀頃、温泉の街として栄え、その後衰退し、

18〜19世紀にかけて再開発されて上流階級の保養地となったのだそうです。

ローマン・バス(ローマ式浴場)の大浴場です。

現在も温泉で満たされています。

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ローマン・バスの説明版です。

現在、ここは青天井ですが、当時はアーチ形の巨大な屋根がかかっていたのだそうです。

配置図からわかるように、大浴場の他、円形浴場、聖なる温泉やバース寺院などもあります。

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この施設は紀元65年〜75年にかけて建設されたのだそうです。

そして、1880年代に発見されたのだそうです。

ですから、1800年も眠っていたことになります。

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この大きな施設にアーチ形の屋根がかかっていたのだと言うのですから、すごいですね〜

2000年に近い昔にそんな建築技術があったのですから。

観光客が、当時を想像するように見入っています。

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水面から水蒸気が立ち上っているのが分かりますか?

この温泉、現代でもお湯が湧き出しているのです。

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遺跡の中にある地下の博物館です。

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温泉水を導く水路などの遺跡が残っています。

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その水路を今でもとうとうと、温泉が流れています。

三つの源泉から湧き出しているのだそうです。

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ここはミュージアムの中にあるサウナ風呂の跡。

見えているのはサウナ風呂の床下で、かまどで焚かれた熱気がここを流れて床をあたためたのです。

正方形の煉瓦が沢山積まれて床を支えていたのです。

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2000年も前のローマ時代から湧き続ける温泉、すごいですね〜

ローマンバスや寺院など、市街地全体が世界文化遺産に指定されています。