= ドルフ広場の奥の古民家群・スイス旅行2014 =
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またまたツェルマットの古民家の話です。
しかし、これはご紹介しておかないといけないと思うのです。
マッターホルン博物館とともに、ツェルマットの歴史の一端を見ることが出来るからです。
前回ご紹介した古民家群(ドルフ広場)から西の方角へ行くと、別の古民家群があります。
山側になるので、ゆるい坂を登って行く右手に古民家が立ち並んでいます。
この辺の古民家は斜面なので、石積み?で水平の台を作り、その上に小屋を建ててあります。
一部はコンクリートの台に見えますが、保存のためにそうしたのかも知れません。
いくつかの小屋は柱で浮かせてあり、その柱と小屋の間に石の円盤が組み込まれています。
丸い石の上の小屋は食糧庫で、ネズミが侵入しないように「ねずみ返し」として組み込まれているのです。
このような高床式の建物を「シュターデル」と言うのだそうです。
良くぞこのような平で丸い石を見つけるものだと思いますが、
鉄平石の一種なのでしょうか。
こちらでは平らな石で屋根を葺いた古民家を良く見かけます。
素晴らしいですねえこの味わい深い小屋。
リフォーム?した古民家もありました。
屋根を張り出してテラスを追加したようです。
美女と古民家? いえいえ、たまたま写ったのです。
壁には農機具のようなものや製粉器のようなものが飾ってあります。
これまた味のある家ですねえ。
見ていて飽きることがありません。
これらは500年以上も昔に建てられ、保存されているのだそうです。
屋根は地元の鉄平石を利用し、カラマツの木造の家は長い間、太陽に晒されて焦げ茶色になってます。
その一つは4階建てです。
良くこんな大きな家を木造で作ったものだと思いますねえ。
もう一つにはこのようにソリの荷台?や車輪が飾ってあります。
馬や牛に引かせたのでしょうけど、冬はソリで、夏には車輪をつけて使ったのでしょう。
2階から3階に登る外付けの階段のある古民家です。
冬もここを登って3階に行くのでしょうか。
手摺がなくて恐いですねえ。
こちらは手摺があります。
これなら安心ですけど、あとでつけたようですねえ。
キリがありませんので、この辺にしておきますけど、私みたいに建物の構造に
興味のある者にとっては見ていて飽きません。一見の価値あり、お勧めスポットです。
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