= 我が家の停電対策その2 =

我が家の停電対策その2として作成したのが、このインバーター回路です。

と、言ってもごく簡単なもので、12VのシガーソケットとDC12VからAC100Vへ変換する

インバーターを12V側で並列につないで、2極コネクターを使って、

バッテリーと簡単に接続できるようにしたものです。

インバーター出力は135Wまで使用できるもので、ネットで2000円前後で買えます。

12Vのシガーソケットは前回のブログでご紹介したUSB充電器やワンセグテレビなどに使います。

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この回路は前回の小型バッテリーではなく、実際に車に使われるバッテリーを使います。

12Vバッテリー「40B19L」を充電しているところです。

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このインバーター回路をコネクターでバッテリーに接続し、インバーターのAC100V出力を

ダイニングのペンダントの非常用電源入力に接続します。

この回路でダイニングのペンダントをバッテリーから作ったAC100Vで点灯するのです。

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バッテリーとインバーターをまとめて収納します。

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収納したところは食糧庫の一角です。
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これが壁のペンダントのスイッチです。

右の中段のスイッチ「食卓」を「非」側(非常用電源側)に倒すと、通常電源から、この非常用電源に切り替わるよう回路を組んであります。

そしてそのスイッチの左側のスイッチがペンダントのスイッチです。

蛇足ですが、右上の「MM」のスイッチは光モデムを非常用電源に切り替えて生かすスイッチです。

右下の「食卓T」のスイッチはペンダントをタイマーで点灯するスイッチです。

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そしてこれが実際に非常用電源で点灯したペンダントです。

当たり前ですが、通常の電源で点灯した明るさとなんら変わりません。
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この電球はLEDのボール電球で、100W相当ですが、実際の消費電力は10.4Wです。

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これを回路図にすると、こうなります。

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このペンダントを点灯したときのDC12Vの消費電流を測定した結果、1.1Aでした。

「40B19L」のバッテリー容量は28Ahですから、これよりペンダントの点灯可能時間を計算すると、

単純計算で28➗1.1=25.5時間となります。

バッテリー容量の28Ahは5時間率での話しで、28➗5=5.6Aを5時間流せる性能ですが

ペンダントの消費電流1.1Aはこれよりずっと小さいので、実際のバッテリー寿命は計算より長くなります。

ペンダントとワンセグテレビの両方を使ったとすると、12Vの消費電流は1.1+0.5=1.6Aとなり、

少なくとも28➗1.6=17.5時間使えることになります。

実際は連続使用ではなく、バッテリーを休ませる時間があるので、時間はこれより長くなります。